
特別展「つちからいづる ―佐賀大学のやきもの」
日程:2019年08月23日金 ~ 09月23日月
佐賀大学では1953年(昭和28年)に特設美術科の学科目の一つとして窯芸教育を開始して以降、窯芸に携わる多くの作家や技術者たちを育成してきました。さらに有田焼創業400年という記念すべき年を迎えた2016年(平成28年)には、全国唯一の窯業専門の専修学校であった佐賀県立有田窯業大学校(4年制)と統合し、芸術地域デザイン学部の有田セラミック分野として新たな一歩を踏み出しました。
本展は佐賀大学窯芸教室から現在の有田セラミック分野で教員を務めてきた6名の作家たち、そして7名の大学院生・卒業生の作品を通して本学における窯芸教育の変遷をたどるものです。
有田焼に代表される佐賀のやきものが、長い歴史の中で絶えずその様式や技術を革新させてきたように、佐賀大学の窯芸教育においてもまた、各世代の教員たちによってやきものの新たな方向性が模索されてきました。とりわけ今日の有田セラミック分野では、地域を支える産業としての観点から、プロダクトデザインやマーケティングといった新しい窯芸教育が実践されていることでも注目されています。
元来、徒弟制度の中で継承されてきたやきものの伝統を、大学教育の中でどのように継承し、そして発展させてきたのか。個性豊かな歴代教員の作品にその歴史を振り返るとともに、今日なお進化し続けるやきものの魅力をご紹介します。
開催概要
会期 | 2019年08月23日(金)~09月23日(月) |
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会場 | ギャラリー1,ギャラリー2,スタジオ |
主催 | 佐賀大学美術館 |
協力 | 芸術地域デザイン学部(有田セラミック分野) |
観覧料 | 無料 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(ただし9月16日、23日は開館、翌休館) |