東島毅 絵画は通り過ぎる場所となる | HIGASHIJIMA TSUYOSHI : Painting Becomes a Passage

東島毅(ひがしじま・つよし/1960-)は、鑑賞者を包み込むような大型の絵画を特徴とし、絵画という表現の可能性を追求し続けてきた、現代日本を代表する画家のひとりです。
佐賀県武雄市に生まれた東島は、1983年に佐賀大学教育学部特設美術科を卒業。その後、筑波大学大学院を経て、1988年に渡英し、英国王立美術大学院大学 (Royal College of Art)で学びました。1995年にセゾン美術館、水戸芸術館で開催された展覧会を契機に大きな注目を集め、翌1996年にはVOCA賞、五島記念文化賞美術部門新人賞を受賞。以後、日本の現代美術における重要な画家として、国内外で制作・発表を続けています。
本展「東島毅 絵画は通り過ぎる場所となる」は、東島にとって地元・佐賀県で初となる大型個展です。佐賀大学美術館の5m の天井高を生かし、東島の最大の作品《約束としての絵》をはじめとする大型作品を中心に、作品と展示空間との関係を重視した構成を試みます。作品の大きさや配置だけでなく、作品との距離や、その前を移動する鑑賞者の身体にも目を向け、絵画を一つの画面として見るだけではない、新たな鑑賞のあり方を提示します。長年にわたり絵画の可能性を探り続けてきた東島の現在と、その絵画が生み出す空間を体感していただく機会となります。
開催概要
| 会期 | 2026年12月5日(土)~2027年1月31日(日) |
|---|---|
| 会場 | 佐賀大学美術館 |
| 開館時間 | 10:00~17:00 |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌火曜日休館)、年末年始(2026年12月28日~2027年1月6日)、2027年1月15日(金)~17日(日) |
| 観覧料 | 無料 |
| 主催 | 佐賀大学美術館 |
| 後援 | 武雄市役所、武雄市教育委員会、佐賀新聞社、サガテレビ |
| 企画 | 五十嵐純(佐賀大学美術館 学芸員) |
| デザイン | misako misako |

《約束としての絵》 2008年 油彩、アクリル、キャンバス、木 2005.0×379.4cm 「東島毅展 絵—PICTURE」(国際芸術センター青森)展示風景 写真:山本糾
関連イベント
オープニングトーク:水沢勉×東島毅
| 日時 | 2026年12月5日(土) 15:00~16:30 |
|---|---|
| 会場 | 佐賀大学美術館 |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 30名 |
| 申し込み | 10月14日(水)より事前申込制。お電話(TEL:0952-28-8333)にてお申し込みください。 |
水沢勉氏(美術史家・美術評論家)をゲストに迎え、東島毅との対談を行います。

水沢 勉
MIZUSAWA Tsutomu
1952年横浜生まれ、1976年慶應義塾大学文学部卒、1978年同大学院修士号を得て、神奈川県立近代美術館学芸員となる。2006-08年、横浜トリエンナーレ2008「タイムクレヴァス」総合ディレクター兼務。2011-24年神奈川県立近代美術館長。単著に『この終わりのときにも 世紀末美術と現代』思潮社、1989年 『エゴン・シーレ まなざしの痛み』東京美術、2023年など。編著に『柚木沙弥郎 永遠のいま』平凡社、2024年 『ヴァリー シーレと共に 宮崎郁子作品集』自費出版、2026年など。
クロージングトーク:小林正人×東島毅
| 日時 | 2027年1月30日(土) 14:00~15:30 |
|---|---|
| 会場 | 佐賀大学美術館 |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 30名 |
| 申し込み | 10月14日(水)より事前申込制。お電話(TEL:0952-28-8333)にてお申し込みください。 |
現代日本を代表する画家のひとり小林正人氏をゲストに迎え、対談を行います。

小林 正人
KOBAYASHI Masato
1957年東京生まれ。’84年東京芸術大学美術学部油画専攻卒業。’85年初個展を機に東京国立のアトリエで制作を始める。’94年{絵画の子」でVOCA奨励賞。’96年サンパウロビエンナーレ日本代表。’97年キュレーター ヤン・フート氏に招かれ渡欧。以降ベルギー、ゲント市を拠点に各地で現地制作を行う。2006年帰国。主な個展に「小林正人展」宮城県美術館(2000年)、「A Son of Painting」ゲント現代美術館(2001年)、「STARRY PAINT」テンスタコンストハーレ、スウェーデン(2004年)、「この星の絵の具」高梁市成羽美術館(2009年)、「LOVE もっとひどい絵を! 美しい絵 愛を口にする以上」シュウゴアーツ、東京(2010年、2012年)、「ART TODAY 2012 弁明の絵画と小林正人」セゾン現代美術館(2012)。「名もなき馬」シュウゴアーツ、東京(2014年)。2026年シュウゴアーツにて、自伝小説『この星の絵の具』完結編出版記念展「荒野の星」を開催。https://www.masart.jp/
担当学芸員による展覧会解説
| 日時 | 2026年12月19日(土) 13時から14時 |
|---|---|
| 日時 | 2027年1月24日(日) 13時から14時 |
| 参加費 | 無料 |
| 申し込み | 不要。当日会場にお越しください。 |
アーティスト
東島毅 HIGASHIJIMA Tsuyoshi

1960年佐賀県武雄市生まれ。岡山市在住。1983年佐賀大学教育学部特設美術科卒業。1986年筑波大学大学院芸術研究科美術(絵画)専攻修了。ロータリー財団奨学生として1988年に渡英。英国王立芸術大学院大学(Royal College of Art)美術学部絵画専攻修士課程に在籍。1990年に渡米し、1997年までニューヨークにて制作。1996年にVOCA賞、五島記念文化賞美術部門新人賞を受賞。2002~03年に文化庁在外研修員としてベルリンに滞在。主な展示に、2000年「近作展25 東島毅」(国立国際美術館、大阪)、2001年「先立未来」(ルイジ・ペッチ現代美術センター、イタリア)、2008年「東島毅展 絵-PICTURE」(国際芸術センター青森、青森)、2016年「關渡美術館 駐館創作 東島毅」(關渡美術館、台湾)など。パブリックコレクションに、いわき市立美術館、公益財団法人大原美術館、岡山県立美術館、神奈川県立近代美術館、国立国際美術館、京都芸術大学、第一生命保険株式会社、關渡美術館、北九州市立美術館。



