展覧会情報
【終了 申請企画展】 日本の服飾の色展
日程:2025年01月11日(土)~13日(月)
「日本の服飾の色展」を下記のとおり開催いたします。
会 期:令和7年1月11日(土)~令和7年1月13日(月・祝)
会 場:佐賀大学美術館 スタジオ
主 催:佐賀大学芸術地域デザイン学部 博物館資料保存研究会(石井美恵)
観 覧 料 :無料
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
私たちの日常にある『色』について皆さんは深く考えたことがありますか。現代を生きる私たちの生活は『色』に満ち溢れていて、そのカラフルな生活に慣れてしまっているようにさえ思えます。一方で、かつては美しい色を追い求めて試行錯誤があり、発見された1つ1つの色から日本独自の色彩文化が築かれてきました。古くから文化や生活に根付いた色彩感覚や、色に込められる人々の願いは、今でも服飾の色に受け継がれています。19世紀後半、初めて合成染料が発見されてから、色は私たちにとって、とても手軽で身近な存在になりました。カラフルに彩られた世界は当時の人々にとってもきっと心躍るものだったことでしょう。人々の生活に色が増え、表現が容易になったと同時に、それまで私たちの生活と確かに共にあった天然染料は特別な用途以外には用いられないようになりました。しかしながら、天然染料は今も意外と私たちの身近なところに眠っています。よく食べるあの野菜も、キッチンで出番を待っているあのスパイスも、帰り道で見かけたあの花も「食」や「鑑賞」から少し視点を変えれば、「染料」として私たちが驚くほどの力を貸してくれるでしょう。
この展示では、『色』が持つ文化や歴史、私たちの生活に欠かせない染料、意外と身近な天然染料を紹介します。